噛み合わせとなる奥歯の小さめな欠損には、インレーとも呼ばれる、歯の一部に詰めものをする治療を行います。
歯の大きめな欠損や審美修復を主目的として被せものをする治療に関しては クラウン(被せもの)のページをご覧ください。
奥歯の詰めもの(インレー)の種類
当院で取り扱う奥歯の詰めものには以下のものがあります。
セラミックインレー
奥歯の噛み合わせとなる歯の頭の一部分の修復に用いられる、天然歯に近い色艶をしたセラミック素材でできた詰めものをセラミックインレーといいます。
当院のセラミックインレーにはe.max(イーマックス)という素材を使用しています。
e.max(イーマックス)インレーの特徴
e.maxとは、人工歯の製造会社として1世紀にも渡る長い歴史のあるスイスのイボクラールビバデント社により開発された、ニケイ酸リチウムガラスを主成分とする新世代のガラス系オールセラミックシステムです。
e.maxインレーはこのシステムにより作成されたセラミック製の歯の詰めものをいいます。
一般的なセラミック素材よりも曲げ強度があるので、歯への適合にも優れています。
また、強度が高く丈夫でありながら適度な粘りがあるという素材の特性から、ものを噛むことに使われる奥歯の詰めものの治療に適しています。
天然歯に近い硬さで、すり減っていく具合も天然歯に近いので、噛み合わせる相手となる天然歯への負担が少ないこともメリットです。
見た目も天然歯のような自然な美しさで、馴染みが良いです。
金属を一切使わないので、金属アレルギーの心配がある方にもおすすめなインレーです。
ハイブリッドインレー
ハイブリットインレーは、セラミック素材とレジンと呼ばれるプラスチック素材がミックスされた、ハイブリッド素材の詰めものです。セラミックの美しさと適度な硬さ、レジンの粘り強さの両方の性質を兼ね備えていて、噛み合わせにも優しいです。
年数が経つと、素材が少しずつ唾液の水分を吸収していくために変色していってしまうので、色の変化が気になる方は何年かおきにインレーを交換する必要が出てくることがデメリットです。
ゴールドインレー
ゴールドインレーは金素材の詰めもので、色は金色をしています。
金は適度に柔らかいという特性があるので、インレーは詰めた歯質のヘリに滑らかに移行するように馴染みます。
これにより、汚れがヘリに停滞しにくいこと、また、歯ブラシもスムーズに当てられることで虫歯になりにくいです。また、硬すぎないので噛み合わせの歯にも優しいです。
十分な強度を維持するために必要な厚みがセラミック素材よりも薄くて済むので、歯を削る量が少なくて済むこともメリットです。
保険のインレー(12%金銀パラジウム合金)
12%金銀パラジウム合金インレーは歯の保険治療用に開発された素材で、色は銀色をしています。治療には保険がききます。
歯の機能を回復させるには充分なのですが、詰める場所によっては詰めものの銀色が見えやすいです。
金属アレルギーの心配がある方は他の素材でできた詰めものの検討をされた方がよいでしょう。
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